レノボ公式サイトでThinkPad Eシリーズを選ぼうとして、「E14 Gen 7 ILL」「E14 Gen 7 IAL」「E14 Gen 7 IRL」「E14 Gen 7 AMD」……と並ぶ暗号のような型番に、そっとタブを閉じた経験はありませんか?
僕もつい数週間前、会社の情シス仕事で社員用にEシリーズを20台選定した時、同じ画面を前にして頭を抱えました。40台以上PCを買ってきたはずの自分ですら、「これ、Eシリーズだけで一体何種類あるんだ?」と。
YutoくんThinkPad Eシリーズって選択肢多すぎじゃない?ILLとかIALとか、もう呪文じゃん……



大丈夫ですよ。実はEシリーズの違いは「3つの軸」で整理すれば一発でわかるんです。今日はその整理術と、用途別の”これ一択”の答えを、情シス目線でお伝えしますね。
この記事では、①E14とE16の違い、②Intel版3種類(ILL/IAL/IRL)とAMD版の違い、③Eシリーズと上位シリーズ(T/X/X1)の違い、という3軸で整理します。情シスとしてE15 Gen 2を30台、T14を20台導入してきた生データと、個人用E14 Gen 5を2年半使い倒したリアルな検証結果を踏まえて、「あなたの用途ならこれ一択」と断言するところまでやります。
読み終わる頃には、レノボ公式サイトのカスタマイズ画面で迷わず「これだ」とクリックできる状態になっているはずです。
結論:用途別「これ一択」ThinkPad Eシリーズの違いを一発で解決
いきなり結論からいきます。細かい話は後でゆっくりしますので、まず「自分の用途ならどれ?」を見てください。
迷ったらこれ:用途別・一発回答マトリクス
| あなたの用途 | 一択モデル | 決め手 |
| 外出多い・持ち運び重視 | E14 Gen 7 ILL | 省電力最強・32GBメモリ標準 |
| 据え置き・経理や会計作業 | E16 Gen 3 IAL | 16型大画面+テンキー |
| とにかく最安でThinkPad | E14 Gen 7 AMD | 9.5万円〜で買える |
| パワーと拡張性が欲しい | E14/E16 IAL | メモリ最大64GB/SSD 2枚 |
| 毎日通勤バッグに入れる | Eじゃなく上位(X13/T14) | 軽さ+LTE対応 |
この記事の結論を3行で
- E14 vs E16:持ち運ぶならE14、据え置きならE16
- CPU選び:迷ったらILL、パワーならIAL、最安ならIRLかAMD
- 上位シリーズ:毎日持ち歩くなら上位、据え置き中心ならEで十分すぎる
ここから先は「なぜそう言い切れるのか」の根拠を、1軸ずつ丁寧に潰していきます。
そもそもThinkPad Eシリーズとは?ラインアップの全体像
ThinkPad Eシリーズを一言で表すなら、「ThinkPad品質を最安で手に入れる入口」です。キーボード、トラックポイント、MIL-STD 810Gの堅牢性――ThinkPadのDNAをそのまま受け継ぎながら、値段だけが10万円台に抑えられている。言ってみればThinkPadファミリーのエントリークラスですね。
ThinkPadのエントリーライン、それがEシリーズ
僕はこれまでにPCを40台以上買ってきたんですが、その中でThinkPadは6台。T500、X220、T440s、X1 Carbon Gen 5、そしてE14 Gen 5とT14 Gen 3。このラインアップで比較すると、正直Eシリーズは「値段のわりに筐体剛性がしっかりしてる」ブランドなんですよ。
同価格帯のIdeaPadやDell Inspironと並べると、天板を押した時のたわみが明らかに違う。キーボードを強く叩いてもベコつかない。この「コスパモデルなのにThinkPad品質」がEシリーズ最大の価値だと、40台触ってきた人間として断言できます。
しかもEシリーズの評価は、僕の肌感覚だけじゃありません。YouTube登録者100万人超の吉田製作所さんが「9万円コスパ最強ノートPC、ThinkPad E14が凄い。迷ったらこれを買え」と動画で絶賛し、レノボ公式アカウントがXで紹介するほど話題になりました。
ノートパソコン買うならこれで十分!コスパ安くて軽くて実用的な14型(週刊アスキー/ThinkPad E14 Gen 7紹介記事より)
大手ITメディアの週刊アスキーまで「これで十分」と太鼓判を押しているわけです。「Eシリーズ=妥協の選択」ではなく、「コスパで選ぶ最適解」という評価が業界で定着している証拠ですね。
2026年のEシリーズ・ラインアップ一覧(E14/E16×Intel3種+AMD)
じゃあ具体的に2026年現在、Eシリーズは何種類あるのか。ざっくり整理するとこうなります。
| モデル | CPU種類 | 画面 | 備考 |
| E14 Gen 7 ILL | Core Ultra 200V(Lunar Lake) | 14型 | 省電力特化・E14のみ |
| E14 Gen 7 IAL | Core Ultra 200H(Arrow Lake) | 14型 | パワー&拡張性 |
| E14 Gen 7 IRL | Core 13/14世代(Raptor Lake) | 14型 | 旧世代・最安 |
| E14 Gen 7 AMD | Ryzen 200シリーズ | 14型 | 9.5万円〜・コスパ王 |
| E16 Gen 3 IAL | Core Ultra 200H | 16型 | テンキー搭載 |
| E16 Gen 3 IRL | Core 13/14世代 | 16型 | 16型+旧世代CPU |
| E16 Gen 3 AMD | Ryzen 200シリーズ | 16型 | 16型コスパ版 ThinkPad E シリーズ ノートパソコン一覧>>> |
ここで1つ大事なポイント。ILLはE14にしか設定がないんです。「16型でILLが欲しい」と思ってもラインアップにないので、そこは諦めてください。E16で省電力を重視したい場合は、AMD版が最も近い選択肢になります。
【第1軸】E14とE16の違い|サイズ・テンキー・重量で選ぶ
Eシリーズの違いで最もわかりやすいのが、この画面サイズの違いです。E14とE16、どちらを選ぶかは「毎日その筐体を持ち歩くか否か」でほぼ決まります。
E14とE16の違い比較表(ひと目で分かる)
| 項目 | E14 Gen 7 | E16 Gen 3 |
| 画面サイズ | 14型 | 16型 |
| 解像度(標準) | 1920×1200 | 1920×1200 |
| 解像度(上位) | 2.8K(2880×1800) | 2.5K(2560×1600) |
| テンキー | なし | あり |
| 重量 | 約1.34kg | 約1.63kg |
| バッテリー | 最大約18時間 | 最大約15時間 |
| 価格帯(税込) | 9.5万円〜 | 10.5万円〜 |
数字にすると「差はたった0.3kg」に見えるんですが、この差は毎日カバンに入れる人にとっては決定的です。
E14が向いている人:会議室移動・外出・カフェ作業
結論から言うと、持ち運びが少しでもあるならE14一択です。1.34kgは「毎日持ち運んでも肩に来ないギリギリのライン」。情シス目線で社員に配布する時も、「出張が多い人=E14」「総務・経理=E16」という振り分けを基本にしています。
14型は数字だけ見ると小さく思えるんですが、ベゼルが薄くなった最新世代では、E14でも「15.6型ノート並みに見える」感覚があります。カフェのテーブルに置いた時の圧迫感も少ないし、新幹線の座席テーブルでも余裕で使えます。
E16が向いている人:据え置き・経理作業・テンキー必須
一方、E16は「ほぼ据え置きで使う」と決めた人の正解です。何よりテンキーが付いている――これが経理・会計・営業事務の現場では圧倒的な作業効率を生みます。
うちの経理課にE16を配ったんですが、数字入力の多い月末処理で「E14の時より30分早く終わる」と聞きました。テンキーの有無って、本当に作業効率に直結するんですよ。16型の大画面でExcelを広く使える点も、業務系では譲れない価値です。



大きい方がカッコよくね?俺だったらE16ポチるわ!



Yuto、ちょっと待って。持ち運びがあるならE14一択ですよ。16型で1.63kgは、毎日カバンに入れると肩にきます。僕も出張前日に重さで後悔したことがあるんです。
【第2軸】Intel版3種類(ILL/IAL/IRL)+AMD版の違いを完全解剖
ここが本記事の核心、そして読者の多くが混乱するポイントです。「E14 Gen 7 ILL」とか「E14 Gen 7 IAL」って、そもそも何の略なのか?
僕も最初は「なんだこの暗号」と思いました。でもタネを明かせば、すごく単純な話です。
まず覚えたいILL/IAL/IRLの正体|コードネームの暗号を解く
ILL、IAL、IRLの3文字は、搭載しているIntel CPUのコードネームの頭文字です。

